2023年版 男女共同参画白書が公表されました

政府が2023年版の男女共同参画白書を閣議決定しています。

特集では、男性の長時間労働と女性の家事・育児という形は「昭和モデル」であり、男女ともに仕事と家庭のバランスを取っていくことで、女性が経済的に自立していくことを「令和モデル」と定義し、その推進を提唱する内容となっています。

特集に掲載されているデータを基に、現在の家族・家庭の構成などを見ていると、

 
家族の姿の変化(男女共同参画白書2023年版より)

 
専業主婦・共働き世帯の推移(男女共同参画白書2023年版より)

 
1985年当時は「核家族化」が問題であると言われていました。

それまで家庭には祖父母がおり、3世代同居で家事・育児に関わる人が多かったのですが、地方から都会に出る人が増えそこで結婚すると夫婦と子供という「核家族」と呼ばれる家族形態の世帯が急激に増えました。

しかし、2020年の様子を見てみると、核家族どころか、単身世帯が約4割となっています…。

更に、結婚している世帯でも共働きである世帯が、そうでない世帯の約3倍となっており、35年間で日本の家族の形が大きく変わったことが見てとれます。

 
そこで、夫婦による家事の分担に目を移すと、以下のようになっています。

 
6歳未満の子供を持つ夫婦の家事関連時間の分担の推移(男女共同参画白書2023年版より)

 
男性も徐々に増えていますが、やはり今回の白書でいう「昭和モデル」なのか、中々分担している、とは言い辛いデータとなっています。

男性側の考え方はどうかというと、その一旦を知れるかもしれないデータは以下です。

 
生活時間の中の増減希望(男女共同参画白書2023年版より)

 
男性は仕事時間を減らし、家事・育児時間を増やしたいと考えている方が多くいる。という結果になっています。

 
こちらではご紹介していませんが、男性の家事・育児時間を増やす為にはどうすれば良いかを聞いた結果、会社・上司・周囲の理解を得ること。が多くなっていました。

もっと家事・育児の分担についての社会の理解が深まると、家事時間の男女差も変わってくるかもしれません。

かつ、女性は男性に比べて非正規で働いている割合が非常に高いのですが、その理由が以下となっています。

 
非正規雇用で働いている理由(男女共同参画白書2023年版より)

 
紹介されているデータを見る限りでは、男性当人たちが望むように、仕事時間をいまより短縮できたら、その分男性も家事・育児に参加できる。

そうすると女性の労働環境も、家事・育児に割かざるを得なかった時間を仕事時間にまわし、女性の社会進出がもっと進むかもしれません。

私たちにとっては、今後の結婚、結婚相手を考えるうえでも、重要なポイントが少なくないのではないでしょうか。

    
 

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