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活動紹介

事務局長対談シリーズ(NPO法人花婿学校大橋清朗代表)

 今回より、事務局長による“ライフデザイン”を切り口に、ゲストとの対談シリーズを開始いたしました。
 第1回目の今回は、未婚男性の魅力アップに向けたアドバイスをしているNPO法人花婿学校の大橋清朗代表をゲストにお招きし、お話を伺いました。大橋事務局長には、原口事務局長が経済産業省に在職していた際に担当した「少子化時代の結婚産業の在り方」に関する研究会のゲストスピーカーとして、未婚男性の現状に関して発表を行うなど、今回の対談以前から交流がありました。

 

【原口事務局長】 ご無沙汰いたしております。その後もご活躍の様子は、マスコミ等でも拝見しています。

【大橋事務局長】 こちらこそご無沙汰しております。3年前にお会いしたときは、未婚男性本人向けの講座が多かったのですが、最近は親御さんや行政の担当者、結婚情報サービスのカウンセラー向けの講座も行っています。

NPO法人花婿学校大橋清朗代表【原口】 結婚を巡る情勢は変化していますか?

【大橋】 ここ数年では大きな変化はないと思います。しかし、親御さん世代が結婚した当時と比べると、結婚は格段に難しくなっていると思います。結婚情報サービスのカウンセラーさんのお話を聞くと、『昔は、(男性と女性を)引き合わせるだけで結婚が決まった』ということを耳にしますが、今はそういう時代ではないと思います。

【原口】 結婚が難しくなった原因については、どのように考えてらっしゃいますか?

【大橋】 よく言われることですが、社会が変わったことが一番大きいように思います。コンビニに行けば何でもそろってしまう現代社会は、結婚してお互いを支えあわなくても、一人でも生きていくことができます。それに、家族よりも個人を優先する雰囲気もあるかもしれません。結婚の先延ばしは、未婚につながり、晩婚となり、いずれは非婚となっていくように感じます。
【原口】 結婚情報サービス業の役割に期待されますか?

【大橋】 そうですね。結婚が難しくなっていることを、会員に正しく認識させることが重要だと思います。もちろん、カウンセラーは日々会員と接しているので、結婚が難しくなっていることを実感としては分かっていると思うのですが、具体的な対応策が分からなくなっているのではないでしょうか。

NPO法人花婿学校大橋清朗代表【原口】 なるほど。JLCAでも、ライフデザインカウンセラーには結婚を支援するプロとして体系的な知識を身につけていただきたいと考えています。大橋さんの講演はどのような点に重点がおかれているのですか?

【大橋】 私は、受講者に『危機感』を持ってもらうようにしています。皆さん、いつでも結婚できると思っています。いい人がいればいつでも結婚ができると思っているのですが、現実は厳しいです。結婚情報サービスのカウンセラーが、会員にここまでストレートにいうのは難しいのかも知れませんが(笑)

【原口】 確かに難しいところですね。会員はお客さんでもあるわけですし。。。

【大橋】 そうなのです。しかし、カウンセラーは会員を結婚に導くという使命があるのですから、しっかりとメッセージを伝えるほうがよいと思います。

【原口】 大橋さんはどのようなメッセージを伝えているのですか?

【大橋】 まずは、第一印象を良くすることです。人間関係では第一印象が重要だと思うのです。第一印象がよければ、次のデートにもつながりやすいと思います。服装を変えるだけで、印象はずいぶん変わると思うのです。

【原口】 確かに服装は大切ですよね。私も、デートの時の服装のことを考えると頭が痛いです(苦笑)。

【大橋】 そんなに難しいことはないですよ。例えば、東京であれば、伊勢丹のメンズ館で服を揃えるだけでいいのです。もちろん、伊勢丹ではなくても、百貨店には主なブランドが揃っていますし。

【原口】 確かにそうですね。参考になります(笑)。実際のデート方法については、アドバイスされないのですか。

【大橋】 もちろんします。特に男性の場合は、腰が重い人が多いのですが、交際目的でなくても実際の女性との会話をしてみることを進めています。会話もスポーツと同じで、経験をいっぱい積んで基礎体力みたいなものを身につけるとよいと思うのです。書店には、「会話のテクニックに関する本」なども売っていますけど、技術も大切ですが、技術を活かすためには基礎体力をつけなくては。
【原口】 何から何まで、本当に参考になります。うっかり対談であることを忘れてしまいそうです(笑)。

【大橋】 でも、本当に、こういうアドバイスだけで、男性は本当によくなっていくのですよ。

【原口】 結婚相談サービスに入会している人は、異性を紹介してもらえるので、異性との会話をする回数も増えますね。

【大橋】 確かにそうです。しかし、私の講演では、結婚情報サービスに入会して紹介をうけるだけでなく、自らも出会いのチャンスを見つけることを勧めています。生涯の伴侶を見つけるわけですから、いろいろな人に会ってみないと、結婚にはつながらないと思うのです。

NPO法人花婿学校大橋清朗代表【原口】 逆に多くの人と知り合うと、却って迷ってしまいませんか?あの人の○○はいいのだけど、××はちょっと・・・というようなことをよく耳にしますが。

【大橋】 相手の良いところを見つけて、多少の悪いところは許し、受容することが大切なのだと思います。そして、そのような考え方ができるようになるためには、色々な方と知り合って、お付き合いをしてみるのがよいのではないでしょうか。女性は、『私のことを幸せにしてくれるだろうか』という視点で、男性の内面をシビアに見ています。

【原口】 1つ1つのお付き合いを大切にしたいものですね。最後になりますが、結婚情報サービスを選ぶ際に、どのように選べばよいかという声があると思うのですが、大橋さんはどのようにアドバイスされていますか。

【大橋】 『この会社がいい』というのはないと思うのです。料金やサービスの内容は、HPや資料請求をすれば分かるので、自分にあったサービスを選ぶことはできるので。ですので、私は、自分にとって相性のあうカウンセラーがいるサービスを選ぶように勧めています。

【原口】 ライフデザインカウンセラーには、知識やスキルだけでなく、親身なアドバイスをお願いしなければなりませんね。

【大橋】 同感です。ぜひ、がんばってくださいね。

【原口】 今日はお忙しいところありがとうございました。

【大橋】 ありがとうございました。