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活動紹介

事務局長対談シリーズ( ソーシャルコンシェルジュ 林民子氏)

 第5回目の対談は、NPO法人の設立準備を進めている林民子さんをゲストにお招きし、お話を伺いました。
林さんが準備中のNPO法人の名前は「ソーシャルコンシェルジュ」(http://www.socialconcierge.org/NPOSC.html)といい、社会貢献や環境、平和事業といった社会問題の解決を目指す組織や個人に対して、同様の関心を持つ人々をネットワーク化したり、広報・マーケティングに関するコンサルティングを行うことを目的としています。
今回は、このような社会起業をめざして独立・自立をするに至った経緯や、今後の活動計画などについてお話を伺いました。


【原口事務局長】 今日はお急がしいのにお時間をいただいてありがとうございます。JLCAのPR戦略について、(JLCAの)白河広報委員長と相談していた際に、「NPO法人のためのPR戦略に取り組むNPOを準備している人がいる」ということで、林さんのことをご紹介いただきました。

【林民子氏】 こちらこそ今日はよろしくお願いいたします。JLCAの活動も、社会貢献として意義のある活動だと思いますし、必要なサポートは喜んでさせていただきますよ。お互いNPOの設立準備で忙しいとは思いますが、同じような問題意識を持つ人たちで力をあわせることで、また新しい発想も生まれてくることもありますし。

【原口】 ありがとうございます。ぜひ、ご相談させて下さい。ご協力お願いいたします。早速ですが、林さんは、元々はどのようなご経歴なのですか。

ソーシャルコンシェルジュ 林民子 【林】 学生時代は、アルツハイマーや独居老人の方々のケアをするボランティア活動をしていました。卒業後は、企業の役員秘書をしたり、外国政府観光局のローカルスタッフをしたり、韓国やロンドンに滞在するなど、色々な経験をしてきました。

【原口】 元々、ボランティアには興味がおありなのですね。PRに関するスキルはいつ学ばれたのですか。

【林】 ロンドンから帰国後に、ファッション誌での勤務と、欧米のファッションブランド輸入会社でPR担当として勤務した経験が生きています。

【原口】 そして、「ソーシャルコンシェルジュ」を立ち上げるに至ったと・・・。PRから「ソーシャルコンシェルジュ」の立ち上げには、何か転機があったのですか。

【林】 海外の企業は、CSR活動の一環として、様々なチャリティーイベントに参画しています。ファッションメーカも例外ではなく、PR担当として彼らの活動を見ていたのですが、とても社会的にも意義のあることでもあるし、日本でも同じような活動を広めるべきだと思うようになりました。

【原口】 なるほど。確かに、日本では、企業のチャリティー活動を支援するような制度は、まだまだ未発達ですし、何よりも、そのような関心があっても、どのようにすればよいのか分からない、というのが正直なところかもしれませんね。

【林】 そうですね。例えば、授産物という言葉をご存知でしょうか。障害者が製作した品々のことなのですが、とても品質もよく、よく出来ています。商品PRの仕方や、パッケージデザインなど、「もう一工夫すると、もっと多くの方が買ってくれるのでは。もったいないな。」と思うことがあります。 せっかく作った商品なのですから、より多くの人が手にすることができれば、障害者の方々も、もっとがんばろうという気持ちになるでしょうから、「ソーシャルコンシェルジュ」では、こういうような方々の活動に、PR面でのサポートをしたいと考えています。

【原口】 具体的な活動予定があるのですか。 ソーシャルコンシェルジュ 林民子

【林】 秋に開催される東京デザイナーズウィークで、授産物とクリエイターのコラボレーションを実現するために準備を進めています。デザイナーズウィークに出品するようなクリエイターは、注目度も高いですし、その注目の一部を授産物に向けてもらえるだけで、PRとしては大きな効果があると考えています。

【原口】 そうですね。まさに、これまでのキャリアを活かして、社会的な活動をするという社会起業そのものですね。しかし、独立するのは大きな決断だったと思います。

【林】 そうですね。前職ではPR担当でしたから、会社の事業として企画を立ち上げるという選択肢もあったと思います。しかし、営利を追求する企業では、社会活動の支援といっても、限界もあると思うのです。それに、社会活動をしている方々と同じ目線で活動するほうが、必要とされているニーズがより実感をもって分かると思うのです。

【原口】 私も役所を辞める際には、親からは猛反対され、周囲からも「もったいない」と言われ続けているのですが(苦笑)、今は、NPOの設立に向けて準備を進めながら、とても充実しています。最近、「働くひとのためのキャリア・デザイン」(金井壽宏著(PHP新書))という本を読んだのですが、キャリアを考える際には、「どのようなことをしている自分であれば、意味を感じ、社会的な意義を感じるか」という点が重要だと指摘されています。

【林】 そうですね。会社に勤務していた際も、PRの分野は自分に向いていると思いましたし、やりがいを感じながら取り組んでいました。独立してからは、事業を運営していくことができるのかどうか、もちろん不安はありますが、社会的な意義を感じることができるのは、大きな支えになっています。

 

【原口】 JLCAは、未婚化・晩婚化問題をきっかけに、結婚と結婚後に展開する人生設計=ライフデザインの重要性を普及し、専門的なカウンセラーの育成を目指しています。林さんのようなバイタリティのあるライフデザインは、ぜひ参考にさせていただきたいものです。今後は、どのような活動を予定されているのですか。

【林】 既に、オーガニック素材を利用したクッキングセミナーを運営しているのですが、7月からは、ファッション誌のオフィシャルHPにて、社会貢献情報に関するブログをスタートする予定です。8月には、鎌倉でチャリティービーチヨガのイベントを開催する予定です。

【原口】 本格的ですね。JLCAも負けてはいられませんね。今日はお忙しいところありがとうございました。

【林】 お互いがんばりましょう!こちらこそ、ありがとうございました。