2021年の少子化社会対策白書が公表されました

内閣府が少子化対策の概況を報告する少子化社会対策白書を公表しています。

白書では今回の特集として、新型コロナの少子化対策への影響や、それらをふまえた更なる取り組みが盛り込まれています。

 
今回は白書の中から「少子化社会に関する国際意識調査」をご紹介します。

少子化は日本に限らず、先進諸国で共通の問題となっています。

その中には、今回比較データに登場するフランスやスウェーデンなど、少子化対策が功を奏し出生率等に改善がみられる国もあります。

この「少子化社会に関する国際意識調査」は、内閣府が少子化対策について比較分析し、日本の少子化の要因や対策のヒントとするために5年一度実施されているものです。

調査は以下の各国の20歳~49歳までの男女を対象としています。

それでは早速「恋愛に対する考え方」から見てみましょう。

 
恋愛に対する考え方(少子化社会に関する国際意識調査)

 
比較中で日本は「恋愛することで人生が豊かになる」と考える割り合いが最も低くなっており、半分に届いていません。

そして「相手からアプローチがあれば考える」という受け身の考え方が比較国中ダントツに高くなっています。

他には「気になる相手には自分から積極的にアプローチする」も低くなっています。しかしこれはフランスも低くなっていました。

全体的に日本は恋愛=人生が豊かという考えの方は、今回比較した他国より低く、受け身の姿勢の方が多いという特徴が見えてきます。

次は「交際相手との出会いの機会」です。

 
交際相手との出会いの機会(少子化社会に関する国際意識調査)

 
日本で最も高いのが「友人・知人に紹介を頼む(紹介をうける)」でした。これはドイツとスウェーデンでも高くなっており、外国でも一般的な出会いの機会と言えるのではないでしょうか。

他国で高く、日本で低いのは「婚活サイトなどのインターネットサイトやSNS、マッチングアプリを利用する」でした。

そして「親族等に紹介を頼む(紹介をうける)」が他国で高く、ドイツでは「31.5%」となっています。

現在の日本ではあまり聞かなくなりましたが、身近な親族に気軽に相談する。というのも出会いの近道なのかもしれません。

最後は「独身の理由」です。

 
独身の理由(少子化社会に関する国際意識調査)

 
日本は「適当な相手にまだ巡り会わないから」がトップでした。こちらは他国も中々高い値です。

他国は「結婚する必要性を感じないから」が非常に高くなっています。これは結婚という制度を取り巻く様々な事情で、事実婚が多いという特徴からきているのではと考えられますので、日本とは少し状況が異なるかもしれません。

 
いかがでしたでしょうか。

一部驚くほど大きな違いもあり、日本の未婚化・少子化の特徴的な要因が見えてくる点もありました。

再度の「独身の理由」。日本は他国と比べて「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」が高くなっていました。

日本は今少子化や未婚化とともに晩婚化も進んでいますが、その結果が出るのがこれから10年後以降です。

今でも8050問題や孤独死について、取り上げられる頻度が多くなってきていますが、このまま未婚化が進んでいくとより深刻な状況になっていく可能性が高いです。

しかし前述のように「適当な相手にまだ巡り会わないから」がトップですので、効果的な対策は「出会いの機会を得る事」とも考えられます。

私達としましては、現在独身の理由が「適当な相手にまだ巡り会わないから」という方には、結婚相談所の利用もご検討いただければ、と思います!

    
 

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