1万人女性意識調査「家族・夫婦 昔と今」の調査結果が発表されました
公益財団法人 日本財団が全国18~69歳の女性を対象に、1万人分の回答を集計した1万人女性意識調査「第1回 家族・夫婦 昔と今」の調査結果が発表されています。
まずは「家族・夫婦の姿」について、自身が子どもであった頃をと比べてということですが、約90%が変わったと感じています。
ちなみにこちらは全年齢の調査結果の他に、年代別の結果もありまして30代以上は約90%が変わったと感じているのですが、18~29歳でも約80%が変わったと感じているようです。
次は上記の結果をふまえまして「何が変わったと感じるか」の結果です。
トップが共働きやワーキングマザーといった働く女性の増加による、家族・夫婦の姿の変化となっています。
次点が「非婚化・晩婚化」となっています。
昔は多くの方が「結婚するのが当たり前」という時代があり、更に結婚に至る道が「お見合い➝恋愛」となった時代があり、そして現在は「結婚は人生の選択肢の一つ」という傾向も出てきています。
トップの「共働き・ワーキングマザーの増加」は、どちらかというと結婚・出産後について感じる点でしたが、そもそも家族・夫婦を形成する「結婚」についても大きく変化してきていると感じているようです。
次点も「離婚や再婚の増加」という結婚に関するものとなっており、「結婚」を取り巻く状況が大きく変化しているのだ、と感じていることが伺えます。
そして、その「結婚」についての調査結果が以下となります。
結婚について、自分の考えに近いものを選択肢から「いくつ選んでも可」とした結果です。
1、2が「自由がなくなりそう」「関係が複雑になり煩わしい」という、結婚に対してネガティブなものがきています。
しかし同時に3、4には「経済的な安定」、「希望や安心感」といったポジティブなものとなっており、全体を見てみると結婚に対してメリット・デメリットの両方が考えにあるという方が多いように見えます。
次は「選択肢は2つしか選べない」とした結果です。選択肢は先のものと同じです。
結果が大きく変わっています。
トップが「希望や安心感」となっていますが、次点に「今の生活に満足しており、結婚の必要性を感じない」がきています。
選択肢を選べる回数が限られた分、こちらの方がより本年に近い結果なのかもしれません。
「今の生活に満足しており、結婚の必要性を感じない」については、「今の生活」が永遠に続くかは分かりませんので、先の将来を見据えて調査結果のトップである「希望や安心感」を出来れば早めに探すことも大切なように思われますが、皆様はご覧になってどう感じられたでしょうか。