2018年の人口動態統計が発表されました
厚生労働省が2018年の人口動態統計を発表しています。
まず出生数です。
2018年の出生数は昨年よりも2万7668人減となりました。また合計特殊出生率も昨年より0.01ポイント低い1.42でした。こちらも2015年まで微増傾向の推移でしたが、2016年以降は減少傾向に転じており、今後の推移が注目されます。
次は出生数と死亡数の差である、人口の自然減数です。2007年から12年連続で人口減となっています。
2018年は44万4085人減で、2017年の39万4332人減よりも更に4万9753人減で推移しています。正に人口減が加速度的に進んでいる状況となっています。
次は婚姻件数の推移です。
2018年は58万6438件と昨年よりも2万428件減少し、60万件を割り込む結果となりました。
婚姻件数だけでなく、婚姻率(人口1000人当たりの婚姻件数)も昨年の4.9よりも0.2低い4.7となっており、未婚化が進んでいると言える状況が続いています。最後は婚姻件数のうち、男性と女性それぞれの再婚の割合です。男女とも再婚者の割合が年々上昇してきています。
2018年の人口動態統計から、主に出生数、人口増減数、婚姻件数等をご紹介しましたが、いずれの結果を見ても、日本の人口減が続く様子が見てとれるものとなっていました。
現在日本全国で人口減、少子化対策、更には未婚化対策の取り組みがされていますが、中々一気呵成に解決とはならない問題だけに、今後も引き続き注視していくことが重要です。