2019年の人口動態統計(概算)が発表されました
厚生労働省が2019年の人口動態統計(概算)を発表しました。
出生数から見てみましょう。
出生数は100万人を割り込んでから3年で、90万人も割り込む大幅な減少が続いています。
現在の新型コロナウイルスの影響を考えると、来年の2020年統計では、ここから更に少子化が進むことが考えられます。
合計特殊出生率はこれまで小幅な増減はありつつも10年以上増加傾向で推移してきましたが、1.36と2018年の1.42から0.06ポイントの大幅ダウンとなっています。
次は人口の自然増減数です。出生数は減少を続け、しかし死亡数は増加を続けていますので、人口減の幅が年々大きくなる結果となっています。
最後は婚姻件数です。こちらはこれまでの数値と異なり「令和婚」の影響で大幅増となっています!
これまでも、現在も未婚化が進む要因について度々お伝えもしてきましたが・・・、結局何かキッカケがさえあれば結婚するのでは?と思ってしまうような変化となりました。
この結婚に向けて一歩踏み出す「婚活」も、この機会に一揆に大幅増となって欲しいところです!
2019年は婚姻件数こそ令和婚で増えたものの、出生数他は人口減が加速していることがハッキリ分かる程の深刻な数値となりました。
人口減少が社会問題として取り上げられるようになって久しいですが、出生数はじめこのまま減少し続けるのか、もしくは現在の社会の状況に適した平均的な数、いわゆる「底」というものがあり、その数で一定程度留まるのかの研究結果も待たれるところです。