2014年の合計特殊出生率が発表されました
厚生労働省が6月5日。2014年の人口動態統計を発表しました。
2014年の合計特殊出生率は、前年より0.01ポイント減少の1.42となりました。
合計特殊出生率の減少は9年ぶりとなります。
2005年の1.26から徐々に上昇傾向にありましたが、20代の出生率が減少していることから全体的な減少となっています。
20代の出生率の減少は「晩婚化」が進んでいると見ることができます。
しかし、合計特殊出生率は算出の分母となる母親の数と、分子となる出生数が等しく減っていたとしても、数値上は高い場合があります。
必ずしも合計特殊出生率の減少が、人口減の確実な指標とは見れない面もありますが、日本は同時に人口も減っています。
出生数から死亡数を引いた人口の自然減は26万9488人で、過去最大の減少となっています。
また出生数は100万3532人と4年連続の過去最少更新となりました。
2015年の出生数は、遂に100万人を割り込むことが予想されます。
結婚相談業に関連する数値として婚姻件数がありますが、67万3740組でした。これは2013年より2.6%減少しています。
2014年の人口動態統計は、少子化、未婚化、晩婚化と、人口減に直結する現象が進んでいることが、ハッキリと再認識させれられる結果となりました。
【合計特殊出生率とは】
出産期と位置付ける15~49歳の女性の年齢別出生率を足した値。
【出生率とは】
その年の出生数を女性数で割った値。