第10回「日本人の意識」調査結果が公表されています

NHK放送文化研究所が 第10回「日本人の意識」調査(2018) の調査結果が公表しています。

この調査は5年毎に同じ方法、質問で実施することで、その時々の生活や社会の動きを捉えることを目的とした世論調査となっています。

調査対象は全国の16歳以上の方に対して無作為に行っています。今回の調査結果は、その内の有効回答2,751人を集計した結果です。

まずご紹介するのは、結婚についての調査結果です。

 
結婚について

 
この結婚について調査結果は、1993年の調査開始時点で既に「必ずしも結婚する必要はない」という回答が多くなっており、2018年では67.5%まで増加しています。

対して「人は結婚するのが当たり前だ」という回答は減少を続けており、こちらは2018年では26.9%となっています。

やはり・・・現在の日本では結婚を望む人が減ってきているのか・・・と思われる結果に見えますが、必ずしもそうとは言い切れません。

その理由は回答の選択肢が「人は結婚するのが当たり前だ」と「必ずしも結婚する必要はない」の2択ですので、この結果は人生ではいずれ結婚するのが当たり前、という人生では結婚が必須!というような考えの方は減り、あくまで結婚は人生における選択肢の一つ。という考えの方が増えた結果と見ることもできます。

人生の価値観が多様化し、結婚はあくまで人生の選択肢の一つという、現代の生き方の変化が現れた結果と言えます。
 

 
結婚した女性が職業を持ち続けることについて

 
次の調査結果は「結婚した女性が仕事を持ち続けることについて」です。

こちらは世の中の話題になって久しいですが、「専業主婦」か「共働き」か、という点にも通じる調査結果です。

結婚した後、そして子どもが生まれる、という2つの点について、どちらの点でも「職業を持ち続けた方が良い」が増加を続け、「~したら」、「~までは」という職業を辞めるタイミングを選ぶ考え方は減少を続けているようです。

 
女性の「専業主婦」、「子育て優先」という価値観は減少し続け、そういった価値観にとらわれず、自身の仕事を継続してスキルアップする、または選択した仕事を続けていきたい。という考えの方が増えている結果と言えるのではないでしょうか。

 
この現在の価値観や人生の選択肢の結果を経て、今後はどのように調査結果が変化していくのか、注視していく必要がありそうです。

    
 

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