2021年の人口動態統計(概数)が発表されています

厚生労働省が2021年の人口動態統計(概数)を公表しています。

昨年はコロナ禍の影響もあり、遂に80万人を割り込むのでは…といわれていた出生数は、以下のようになっています。

 
2021年_人口動態統計(概数)②出生数

 
80万人を割り込むことはありませんでしたが減少は継続しており、かつ以下のように減少幅が大きくなっています。

【前回】2019年→2020年 24,404人減

【今回】2020年→2021年 29,231人減

 
次は合計特殊出生率です。

 
2021年_人口動態統計(概数)③合計特殊出生率

 
合計特殊出生率は2015年を境に減少を続けています。

上昇していた2015年までについても、出生数が増えていた訳ではなく、出生数よりも分母である49歳までの女性人口が減少していたことから、結果として数値が高くなっていただけですので、現在の数値減は非常に深刻な事態と言えます。

 
都道府県別は以下のようになっています。

 
2021年_人口動態統計(概数)④合計特殊出生率(都道府県別)

 
首都圏を含む大都市圏の他、北海道・東北地方の減少が著しい状況となっています。

 
次は出産時の母の年齢を見てみましょう。

 
2021年_人口動態統計(概数)⑤出産時の母の年齢

 
35~44歳の割合、いわゆる「高齢出産」の割合が増加しています。

対してそれ以下の年齢層の出産数、割合は減少を続けています。

 
次は私たちに最も関わりのある、婚姻件数の推移です。

 
2021年_人口動態統計(概数)⑥婚姻件数の推移

 
2020年は前年の「令和婚」から一転して大幅減となっていましたが、2021年も継続して減少が続いています…。

 
次はこの婚姻件数に対する再婚者の割合です。

 
2021年_人口動態統計(概数)⑦婚姻件数に対する再婚者の割合

 
全体の約1/5という割合は変わらないものの、割合は微妙に減少しており、今後の動きも注視です。

 
2021年_人口動態統計(概数)⑧人口の自然増減数の推移

 
自然増減数は前年とだけ比較すると、急に大幅減か?!と見えますが、

2018年→2019年 71,794人減

2019年→2020年 16,066人減

2020年→2021年 96,285人減

 
コロナ禍に突入した年は大幅に死亡者が減少し、今回はこれまでの推移に沿ったような動きとなりつつ、+出生数の減少により自然増減数の減少幅が大きくなっています。

 
2021年の人口動態統計も、日本人口減が継続し、かつその動きが加速度的に早くなっていることが見てとれます。

最後は、この様な状況にある日本が、世界と比べてどれくらいの人口なのかを見てみましょう。

 
世界人口ランキング_2022

 
なんと、世界の人口ランキングでは日本は11位と、高い位置にあります。

ただ現在は減少を続ける中での11位ですので、少子高齢化社会の進行を食い止める為にも、効果的な施策が待たれるところです。

    
 

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