日本の世帯数の将来推計が発表されています
国立社会保障・人口問題研修所が「日本の世帯数の将来推計」を発表しています。
「日本の世帯数の将来推計」は5年に一度は発表されており、今回は2020年の国勢調査を基に、2050年までの30年間の推計となっています。
まずは世帯数と、1世帯あたり何人いるのかを表す平均世帯構成人数の推計です。
推計では世帯総数は2030年に約3,773世帯でピークを迎える見通しです。しかしその世帯を構成する世帯人数
は減少を続け、2033年には2を割り込み、その後は緩やかに減少となる見通しとなっています。
次は世帯総数に占める各世帯構成の割合です。「その他」は3世代世帯や兄弟姉妹から成る世帯。非親族を含む世帯な
どをまとめたものです。以下は1980年からのグラフです。
次はこの65歳以上単独世帯について、配偶者の有無別に推計したデータです。
「有配偶で単独世帯」とはどういう状況かといいますと、配偶者が施設等に入所した結果、世帯では単独となってしまったケースとなっています。
特筆すべきは未婚で65歳単独世帯の割合です。
2050年には、男性は約60%、女性は約30%に達すると推計されており【未婚】がこのまま増加した結果をふめたものと思われます。