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活動紹介

仲人・結婚相談業サービス標準化委員会(第4回)

日 時:平成19年11月8日(木)13:00~15:00
出席者:原口委員長、石坂委員、高本委員、土橋委員、宮原委員、向山委員、結婚情報サービス協議会(MISC)専務理事吉岡氏


冒頭、原口委員長より、土橋委員については結婚相談業サポート協会の代表として出席することについて説明があり、委員より承諾された。その後、以下の論点について順次議論が行われた。委員からの主な発言は以下のとおり。


1.「マル適マーク」問題に関する情報交換会について
関西では認証制度に関して仲人の皆さんへの情報が不足し、いろいろな情報が交錯しており、正確な情報提供の必要性を痛感していた。関西から当標準化委員会に参加させていただいている私から当委員会の情報を提供し、認証制度の実現のための一助になればという趣旨で、大阪府のご指導もいただきながら、10月29日に情報交換会を開催させていただいた。案内文書について無用な誤解や混乱を招きご迷惑をおかけしたことに対しては深くお詫びする。
この情報交換会は、当委員会の検討状況等を関西の事業者へ情報提供することを通じ、業界が一致団結して、認証制度を実現していくための一助となるよう、今後とも委員の皆さんのご協力を得ながら運営してまいりたい。
当日の参加者からの声については、配布してある議事録の通り(向山委員)。
いろいろな議論があることは承知。情報交換会の参加者の皆さんは、どのような点に関心があるようだったか(原口委員長)。
仲人業の実態に即した基準を作ってほしいという声があった(向山委員)。
大阪府のご支援もいただきつつ、向山委員が情報交換会の庶務をしてくださっているのであれば、本委員会の委員長として、情報交換会に参加させていただき、これまでの本委員会の議論を説明すると共に、皆さんの声を本委員会の議論に反映できるようにしたいと思う(原口委員長)。

2.認証基準について
認証基準は、消費者や利用者が安心・安全にサービスを利用するためのものであることを考えると業態毎に異なる基準を作るのはかえって混乱を招くのではないか。せっかくMISCにもオブザーバー参加をいただいているわけであるし、認証基準は一本化できるように議論すべきではないか(石坂委員)。
これまで議論して結論を導いた点については、大手・中小事業者に関係なく適用されるべき基準だと思うし、今後も基準を1つにできるよう議論をしていきたいと思う。委員の皆さんにもご協力いただきたい(原口委員長)。
異議なし(全委員)
また、作成する認証基準については、必ずしも現状追認ではなく、例え業界にとって厳しいものであっても、必要な基準については基準として認め、受け入れていく姿勢で議論すべきだと思うが、どうか(原口委員長)。
異議なし(全委員)
「認証基準」というと仰々しく聞こえてしまうが、やるべきことをやろう、ということだと思う。そのように考えれば、大手も中小もおのずと目指すべき方向は同じになるのではないか(吉岡専務理事)。
法律や関係するルールについては、具体例に基づいた分かりやすい説明をすることにより、事業者の理解を深める必要がある。そうしないと、せっかく立派な基準を作っても、正しく理解されなくなってしまう(高本委員)。

3.シンガポールの認証制度について
先週、シンガポール政府主催の結婚相手紹介サービス業に関するセミナーに参加し、スピーチをしてきた。シンガポールでは既に認証制度がスタートしているが、認証基準の内容については、これまで本委員会で議論している内容とも似ているように思われる。詳細については配布資料を見てほしい(原口委員長)。
シンガポールの事業者も、日本と同じようなタイプなのか(高本委員)。
シンガポールでは、「結婚」を前面に出しているサービスは見なかった。むしろパーティーやイベントが中心で、出会いの機会を提供することが主になっているようだ。元々は国営でサービスが行われていたのもシンガポールの特徴として挙げられる(原口委員長)。

4.人材育成について
JLCAは、結婚相手紹介サービスで働くカウンセラーや仲人さんたちのスキルアップのための資格講座の運営からスタートしている。シンガポールの認証基準の中でも事業者に対しては、雇用している社員・スタッフの教育に責任を負うというスキームなっており、この場でライフデザインカウンセラー講座について説明させていただきたい(原口委員長)。※テキストに基づいて説明。
この講座は、今後の認証基準の中に取り入れられるのか(高本委員)。
せっかく有識者とともに取りまとめたテキストであるし、そのようになればよいと思っている。ただ、そのためには、事業者の皆さんにも納得していただけるような内容でなければならないと考えており、このように紹介させていただいた次第(原口委員長)。

第4回会合第4回会合第4回会合

【第4回会合のまとめ】

本委員会では、認証基準は業態にかかわらず一本化できるように議論を進めることにする。

また、作成する認証基準は、消費者・利用者に安心してもらえる内容にすることを目指し、単なる現状追認的な内容にはしない。